オッズパーク杯(FⅡ)
選手インタビュー
A級決勝インタビュー
佐方良行=半田君とは同県だけど九州で結束して3番手。若い2人に頑張ってもらうだけ。今は集中的にヨコの練習をやっている。そうでないと、先行選手に色々と言われてしまうので(笑)。
木村幸希=準決の坂田君は強かったですね。差すのは厳しかったけどワンツーを決める事ができた。ここは中四国ラインで吉武君の番手へ。
坂田康季=九州で半田君の番手へ。早くS級特進できる様に頑張りたい。決勝で人の後ろは3度回っているけど、全部、失敗している。松本君、橋本君、田代君と…。色々な意味でリベンジの気持ちもありますよ。ヨコが下手だとは言われたくないので。
吉武信太朗=九州との2分戦ですか。厳しいけど、自力で力を出し切りたい。初日は坂田君と中団の争いでした。
半田誠=九州の先頭を任せてもらったので自力勝負。まだ優勝はなく、準優勝が最高です。
富永益生=切れ目から何でも。やはり、九州は並ぶんですね。コースの入り方とか余裕を持って走れている。昔、G1に出ていたとか、強かったとか言うと、終わっている選手だと思われるので。だから、極力、昔話はしない様にしている(笑)。
峰重祐之介=中四国ラインの3番手を固める。地元だし、決勝が最低ノルマだと思っていた。地元優勝はあるけど、かなり昔の話です。
木村幸希=準決の坂田君は強かったですね。差すのは厳しかったけどワンツーを決める事ができた。ここは中四国ラインで吉武君の番手へ。
坂田康季=九州で半田君の番手へ。早くS級特進できる様に頑張りたい。決勝で人の後ろは3度回っているけど、全部、失敗している。松本君、橋本君、田代君と…。色々な意味でリベンジの気持ちもありますよ。ヨコが下手だとは言われたくないので。
吉武信太朗=九州との2分戦ですか。厳しいけど、自力で力を出し切りたい。初日は坂田君と中団の争いでした。
半田誠=九州の先頭を任せてもらったので自力勝負。まだ優勝はなく、準優勝が最高です。
富永益生=切れ目から何でも。やはり、九州は並ぶんですね。コースの入り方とか余裕を持って走れている。昔、G1に出ていたとか、強かったとか言うと、終わっている選手だと思われるので。だから、極力、昔話はしない様にしている(笑)。
峰重祐之介=中四国ラインの3番手を固める。地元だし、決勝が最低ノルマだと思っていた。地元優勝はあるけど、かなり昔の話です。
二日目勝因敗因
1R
1野村 典嗣
1着権利だけど、脚力がないし届かなかった。体は、どこも悪くないので、これが現状の脚です。
2江端 隆司
脚は変わらないと思うし、気持ちだと思います。最終日は自分のレースをやれる様に。3田中 弘章
スタートを取りに行ったら野村君が入れてくれた。それで前受けになり、中野君のペースになったと思う。絶好の展開だけど、ハコ3だし、脚がなかった。4細川 貴史
あれで野村君が一等賞なら3着ぐらいに入りたかった。だけど、2着だし、僕の脚では届かない。バックで行ってくれれば面白かったけど、好きに走ってもらったので。6中野 真吾
僕の場合は脚力でなく組み立て。そこが上手く行くと、今日みたいに逃げ切る事ができる。江端君を出させるつもりはなかったし、もし来ても1車だと思っていた。千葉から台風で帰れていないけど、逆に良い休養になったのかも。7仙石 淳
これでは代謝だね(苦笑)。江端君とは福井支部だし、小西さんも気持ち良く3番手を固めてくれた。これが、兵庫の選手だし、少し気を遣うけどね。2R
1高橋 清太郎
白井君が上手く駆けてくれたし、僕も仕事はできたと思う。もし、自分がやらなくても、白井君が藤井君を併せ切ったかも。今回は予備だけど、実はA級の補充を走るのは初めて。1班は確保しているけど、S級の点数を狙える状況ではない。感覚を戻したり、セッティングを煮詰めるには走った方が良いので。1着でも点数は落としたけど、明日、また頑張れば良いので。
2吉岡 篤志
白井君が突っ張り、高橋君もアシストしていた。ラインの3人で決まり、2着に入れて良かった。3藤井 稜也
2日間、不完全燃焼だし、最終日は勝てる様に。野村さんとの2分戦ならペースになるかも。4安部 龍文
神開さんには、何かやれば任せると言われたけど、そう言う脚がないので、岐阜勢の後ろを回らせてもらった。5冨岡 健一
いつも藤井君は頑張ってくれるので。最終日は近畿の後ろですね。6白井 優太朗
地元の高橋さんが1番車だし、突っ張りは作戦通り。藤井さんとの2分戦だったので。もう少し粘る事ができれば良かったけど、ラインの3人で決まったので。7神開 将暢
3R
1土岐 幹多
3番手一気を狙ったけど、これが現実の脚ですね。お盆は檀家が500軒ぐらいあるので忙しかったけど、毎年の事なので。親は坊さんではないし、縁があって住職になった。先祖を辿れば、そう言う家系ですが。普段と違い、レースになると煩悩が出るからダメですね(笑)。
2布居 大地
自力1車と言っても、全然、ボーナスステージではないですよ。後ろの先輩はタテが切れるし、怖さしかなかった。本当はガッツポーズをしたいけど、大量落車があったので、やめておきます。3金田 健一郎
布居君の先行1車だし、狙われる事は覚悟していた。だけど、スンナリで、そこは恵まれた。大きな音がしたので、落車は分かりました。4米澤 大輔
(落車し棄権) 。5田川 辰二
(落車も再乗) 。6丸林 一孝
(落車し棄権) 。7小磯 知也
(落車し棄権)。4R
1小原 将通
まずは高倉さんが駆けてくれたので。今日は自分も余裕があった。ただ、地元の星島さんが、しゃくられてしまったのは残念。
2篠塚 光一
捲りに行くまで、村上さんとの併走で、脚が削られていた。3村上 卓茂
前々の気持ちだったけど、篠塚君が叩いてくれる事も期待した。中団の併走だったけど、内が空いたので、星島さんのところまで行った。地元だし、そこは申し訳ないですね。4窪田 陽介
結果的に不発だったけど、同期篠塚さんが、あそこまで行ってくれたので。気持ちは嬉しいですよ。5高倉 俊宏
今日は、押さえてから考えようと。地元の星島さんも3番手を回ってくれたので。小原君とワンツーが決まったし、自分の走りは出来たと思う。6星島 太
村上君にしゃくられてしまったので。結構、思い切り、アタリにきた。逆に締め込む脚があれば良かったですが。5R
1吉武 信太朗
前がもつれていたので仕掛けやすかった。峰重さんとワンツーが決まり、責任は果たせた。中石さんが3着かと思ったけど、富永さんの動きは見えなかった。
2富永 益生
奥出君がどうするのだろうと。あのままでは厳しいので、外に持ち出した。吉武君と峰重君の間を割ろうと思ったけど、危ない感じがした。決勝なら突っ込んでいたけど。ちなみに奥出君とは立川で全員落車のレースで一緒。僕が最初に再乗して1着でした。3奥出 良
粘るつもりはなかったけど、引くに引けなくなってしまった感じです。5峰重 祐之介
昨日は変なプレッシャーもあり3番手から食われてしまった。その反省を活かして、今日は勝つ事ができたと思う。吉武君が行ってくれたタイミングも良かった。6中石 昌芳
吉武君が行ってくれたけど、富永さんもスイッチしていた。3着に入りたかったし残念です。7高橋 義秋
このメンバーで粘られてしまうのかな(苦笑)。あれでは、本線に有利になってしまう。6R
1佐方 良行
ヨコの技術でなく、タテ脚でカバーした感じですね。また、今日も2着でした。レインボーは苦しくなったので、追加も引き受けました。
2半田 誠
ジャンとか見てしまったし、反省の残るレース。少し迷ったけど、佐方さんとワンツーが決まり良かった。3重倉 高史
牛田君が頑張ってくれたけど、半田君とのスピード差があった。あれでは、ちょっと厳しいですね。最終日は地元勢がつくし、やれる事を精一杯やりたい。4太田 剛司
ちょっと、内が空いたところで小林君が入ってきてしまった。人のせいでなく、自分の技量不足もあった。 自分から、この並びを提案しました。7R
1木村 幸希
スタートは失敗したので坂田君には申し訳ない。やはり、強かったですね。番手で差す事ができなかったけど展開に恵まれた。
2坂田 康季
石川君とは割り切って走った。近畿が切る形になり、タイミング良く仕掛ける事ができた。初日は中団固執するレース、今日は駆ける事ができたし内容も悪くないと思う。6石川 航大
道中、迷った場面があり、慌てて巻き返しに行った感じです。坂田さんに併されてしまい、力不足です。7藤原 悠斗
3着では勝ち上がれないけど、しっかり自分の位置を守れたので。坂田君、木村君に続いて、3着に入れて良かった。3連単の人気にも応える事ができたので。初日勝因敗因
1R
1中井 護
踏んだりやめたりがあり、道中からきつかった。本来、小林君は、ここを走る選手ではない。彼は地脚タイプで、逆に僕は1回しか脚を使えないので。その分、差せなかったけど、ワンツーが決まったので。
2中石 昌芳
白井君は作戦通りに主導権を取ってくれた。小林君のスピードが良く、捲りを止められず、力不足です。3小林 史也
中団の争いになったけど、そこは気にならなかった。内を走っている中野君も重たいはずなので。普通に走れたし、脚の感じも悪くないと思う。4安部 龍文
明日は自分で何もやれないし、岐阜コンビの後ろを回る。神開さんには、そう伝えました。5星島 太
これが現状の脚ですね。前が行ってくれ4着だった。明日は、九州ラインの後ろへ。6白井 優太朗
中団からの先切りがベテラン2人の作戦だったので。僕は、もう少し、待っても良かったと思いましたが…。あれでも脚があれば逃げ切れる。明日は1着を取って、最終日は、一番上まで行きたい。7中野 真吾
2R
1菊谷 信一
前回の奈良では布居君を差せずにワンツー。あの動きなら、楽勝だと思いましたが…。あとは、2着に残せず、そこは申し訳ない。
2小原 将通
野村君が、カマシだと思ったけど、高橋さんのところに降りましたね。2人で、3、4着なら展開通りです。3布居 大地
中団から、自分でスピードを上げるレースは苦手なのかも。その辺りのコツが分かっていない。スピードをもらうレースの方が良いのか、中団からの捲りは苦にならない。3着に沈んだし、前のレースの中石さんに負けている。ちょっと、厳しいけど、決勝に乗れる様に祈りたい。4野村 典嗣
あのまま行った方が良かったかも。中団3番手が空いている様に見えて、そこで降りて失敗です。6高橋 義秋
作戦はなかったし、その場のアドリブ。布居君がペースで駆けていたし、捲りには行けなかった。2着だったけど、後ろの小原君には申し訳ない。7細川 貴史
捲りに構えるかなと思った瞬間に、野村君が仕掛けてくれた。離れてはいけないと思い、そこは、きつかったです。3R
1池部 壮太
上に上がれば、位置のない米沢さんが入ってくると思っていた。そこは想定していたけど、牛田君だった。結果的に内を締めていれば、川又さんと神開さんに迷惑を掛けなかった。ダッシュ勝負なら併せる自信があったけど、内から来たので。川又さんの追い上げも見えたけど、そこは先輩に任せていたので。準決は九州の若手と一緒? いや、若手に頼るのでなく、自力選手として、自分で勝ちたい気持ちもある。高橋さんの前で自力が良いです。
2川又 裕樹
自分の技量不足ですね。しっかり位置を守らないと。前にも後ろの神開さんにも申し訳ない。(2日目から欠場)。3村上 卓茂
3着では勝ち上がれないけど、牛田君が前々のレースをやってくれた。内が空いているのが見えたし、そこを牛田君が行ってくれた。4牛田 樹希斗
普通にダッシュ勝負をやれば、池部さんに併されると思っていた。その場合は、外での併走となる。だから、内から番手も考えていた。自分らしくはないですが。川又さんが追い上げてきたりして、自分のタイミングで抜きに行けなかった。その分、差せなかったと思う。5米澤 大輔
年齢と成績と共に、しつこいレースがやれなくなっている。7小磯 知也
米沢君が愛知勢の後ろなら、決めずに走ろうと思っていた。だけど、逆になったので、愛知コンビの後ろを回らせてもらった。4R
1太田 剛司
奥出君が突っ張ってくれたおかげだし、僕は何にもやっていない。実は、今日の指定練習中に、蜂に刺された。かなり赤く腫れたけど、医務のお姉さんに、診てもらった。だから、大事には至らなかった。
2奥出 良
近畿勢も任せてくれライン4車。福岡勢との2分戦だし、シンプルに突っ張った。最後、太田さんに差されたけど、自分の走りはできたと思う。3篠塚 光一
3番手の仕事に徹して、ラインの3人で決まる様に走った。3着では、前のレースの選手に負けているけど3連単の1番人気に貢献できたので。4田中 弘章
前回の落車は大丈夫だけど、勝負どころで7番手では、スピードを出せないですよ。5高倉 俊宏
2分戦で、奥出君に上手く駆けられた。明日は小原君と星島さんの前で頑張りたい。6田川 辰二
福岡勢には悪かったけど、決めずに自分でやった。4コーナーから空いた内と思っていたけど、4着でした。 あとは、弟子の半田誠君に頑張ってもらうだけ。7仙石 淳
点数はないけど、明日は小西さんと話して、江端君の番手になった。福井と滋賀は同支部でもあるので。5R
1峰重 祐之介
石川君が突っ張ってくれたので。先輩のコースを作ったけど、それも言い訳になってしまうので。脚がなかったと言う事にして下さい。
2石川 航大
突っ張りは作戦通り。だけど、最後、踏み直す事ができなかった。特に、突っ張りが苦手とかないし、少し、疲れもあるのかな。準決は修正して頑張りたい。3土岐 幹多
藤井君が頑張ってくれたけど、本線が突っ張りでは…。4番手に降りるので、いっぱいだった。4藤原 悠斗
後ろに土岐さんが入ったのが分かった。本当なら外を踏まないといけない。ただ、外に行けば、土岐さんが入ってくるので。ただ、このメンバーで3番手突き抜けは出来過ぎ。峰重君も前を残しながら、自分のコースも作ってくれたので。自転車が錆ていたし、ピカピカに磨いたのも良かったのかな(笑) 。5藤井 稜也
石川君を叩けなかったし力不足です。明日は、冨岡さんの前で頑張りたい。6R
1半田 誠
今回は師匠の田川さんにもアドバイスを貰いながら、走れている。自分の欠点は、スピードがない事。そこを後ろの人の技術で補ってもらおうと思っています。
2冨尾 享平
初連係だったけど、半田君が強かったですね。まだ九州に移籍して分からない事がばかり。今回は、同地区の若手が強くて恵まれそう。3金田 健一郎
年齢と共にダッシュ力が落ちる。ホームで江端君の仕掛けを追えなかった。4江端 隆司
強い半田君に突っ張られて、叩く事ができなった。力不足です。6丸林 一孝
半田君が突っ張ってくれたけど、きつかったですね。前が強いと思うと、変な力が入ってしまう。本当なら3着に入らないといけない展開だった。7富安 保充
3着では勝ち上がれないけど、競走得点は2点違いますから。1車、抜く事ができて良かった。あとあと、この1着の差が大きくなるので。7R
1佐方 良行
坂田君が中団に固執するレースできつかった。本当なら付いて行かないといけないけど、4,5着争いだったと思う。もっとヨコの技術を磨かないと。
2木村 幸希
今日は、吉武君に任せていたので。準決は九州の坂田君の番手へ。九州の選手とはS級の時に、北津留翼さんのラインや、林慶次郎君とラインを組んだ事がある。 後ろに地元の藤原悠斗さんがいるから、こう言う番組になったと思う。3坂田 康季
あそこで引くと、舐められてしまうので。それで中団に固執した。準決は九州同士の戦いになるけど、割り切って走りたい。4水谷 好宏
単騎だったけど、緩んだ場所があった。勇気を持って鐘の4角で行かないと。見てしまったら、立ち遅れた。5吉武 信太朗
坂田君も引かないし、そうなれば、付き合うしかないと思った。6重倉 高史
ノーマークだから駆けさせてもらえたと思う。最後は坂田君に行かれたけど、富永さんと2人で、2、3着に入れたので。準決は、愛知、愛知の間に入って心苦しい。だけど、先輩に決めてもらいました。7富永 益生
重倉君が駆けて、中団の争いになった。一番、良い展開だった。準決は奥出良君と連係する。立川で、全員落車する様なレースが心に残っている。今節のレース展望!
今節のミッドナイトは玉野、弥彦、函館の3場開催なので、7R制のA級1、2班戦。初日特選の想定の並びは、坂田康季と佐方良行の九州コンビ。中四国は吉武信太朗の機動力に木村幸希。中部は重倉高史に巧者の富永益生。動ける大阪の水谷好宏は単騎で一発狙い。人気は九州コンビのワンツーで坂田康季は来期のS級入りを決めている。佐世保ミッド、岸和田と連続で優勝し、前回の地元武雄ナイターの決勝は台風の影響で中止。普通に開催されていれば、2日間の動きからも優勝していたはず。番手の佐方良行は前期S級の実力者で、ここ3場所は連続準優勝。ショート捲りも決まっており、坂田がカマシなら逆転の優勝。自在っ気のあった吉武信太朗だが、近況はバック数も多い。番手の木村幸希も、タテ型であり、決め脚は戻っている。中部は第3ラインの評価だが、富永益生はコース取りが上手く3連単要員。単騎の一発が好きなファンは、水谷好宏からだ。2班の若手からは石川航大と半田誠。共に九州の自力選手で、今節は九州祭りになるかも。石川航大は特別昇班は出来なかったが、昇班して5場所走り、3度の決勝進出。半田誠は地元熊本の準優勝が最高の成績だが、準決でも逃げ切っている。地元の点数上位は峰重祐之介で、決勝進出が最低ノルマになる。
コラム一覧
日刊スポーツ評論家 山口幸二
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武田一康(たけだかずやす)
コンドル出版社代表取締役社長。熊本競輪情報協会会長。
昭和23年4月24日生まれ。通称『社長』『武田さん』
小学生の頃から競輪場へ出入りし、予想台に立つ父の英才教育のもと感性を磨き、有明工業高等専門学校を中退した後に19歳から予想業に携わる。
かつてはゴルフショップや喫茶店などを経営し栄華を極めていたが、ある失敗を機に、やはり競輪が天職と悟ってからは競輪一筋。
新聞業務は実弟で圭二氏(小倉競輪場キャスター、通称『専務』)、そして幸三氏との巧みな連係プレーで毎日とどこおりなく製作されている。
2014年4月に実の長男が本社入りしたことで念願だった後継者が登場。したがって隠居は遠のいたが、そのぶん やる気と責任は倍増した。
さらにコンビニネットでの新聞販売が容易となったことによる新規ファンの開拓も、記者魂を支える大きなモチベーションとなっている。
競輪歴50数年のキャリアに裏打ちされた莫大なデータと情報を基に、歯に衣を着せぬコメントで競輪界の矛盾や問題点を様々なかたちで洗いだしており、いわば業界のご意見番的存在。
熊本競輪場での場外車券販売がある限り、全国あらゆる競輪場へと足を運んでおり、年間300日近くの出張はここ10数年のルーティンワークだ。
「あちこち、ガタがきとるが、じっとしていられん性分ったい」と生涯“徹底先行”を貫く気構えだ。
口癖はもっぱら「おぉう、同年代の連中は、みんな定年やら引退やらで現場から離れてしまった」。
66歳を迎えた今もなお、時には2000グラムのステーキをペロリとたいらげ、昼間には甘々なまんじゅうをむさぼり喰い、毎朝約1時間の散歩をノルマと課すなど、ドMともいえるストイックさで心身ともに充実。
鋭い舌鋒も激しさを増すばかりで、e-SHINBUN1、2位の売り上げを誇るマンモス新聞を取り仕切る御大は、まだまだ手綱を緩めずにすべては競輪界発展のためにと健筆をふるっている。
趣味はゴルフで、年に数回の肥後カントリークラブでのラウンドを心待ちにしている。
あとはスーパー銭湯での骨休めは出張先でのハイライト。記念開催中など、競輪場近辺のスーパー銭湯で心地よい表情で湯船につかる武田社長の姿がよく目撃されているほどだ。
ほかにも愛犬の散歩にドラマ鑑賞と幅広く、とくにサスペンスドラマは大のお気に入りで土曜サスペンス劇場や松本清張シリーズは大好物だ。
競輪と共通する『推理』という要素が、御大の胸間を揺さぶるのだ。肥後のエグゼクティブ・武田社長の一挙手一投足から、これからも目が離せない。
見出し
本文
あなたの時代のあなたの競輪の方が
解説の某氏が、すごい競輪だったと誉める競輪を見ていて、そりゃわるくない競輪だったとは思うが、すごい凄いを連発するほどすごい競輪だったとはどうしても思えない。
某さん、すごいのハードルがちょっと低いのじゃない? と記せば角が立つ。ま、競輪の競走において良い悪いのジャッジは、車券がからんでいることもあり、けっこう微妙なところがあるのはたしかだけど。
某さん。あなたがすごいと誉めるレースより、あなたが走っていた時代の、あなたの競輪の方が、もっともっとすごかったじゃない
竹林一彦(たけばやし・かずひこ)
一九五八- 東京生まれ、競輪育ち、予想紙「アオケイ」記者。
町田洋一
元祖・戦う競輪新聞として名を馳せた伝説的専門紙「アカギ」の唯一の残党記者。 現在はアオケイを主戦場に、e-SHINBUNの制作に携わり検車場レポートなどで取材、執筆活動中。
歯に衣を着せぬ激しくとめどない論調は、ファンが知りたい部分を包み隠さず伝えたいと言う想いから。 前橋の昼間の中継では硬派に解説し、ミッドナイトでは緩くニコニコ動画のいじられキャラを演じる。
打倒ヤマコウがモットーなのか!?
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