ミッドナイト競輪 楽天Kドリームス杯(FⅡ)
選手インタビュー
二日目勝因敗因
1R
レース総評人気の赤石が青山のカマシを併せて逃げ切った。2着もマークの高橋。3番手から外踏んだ山中、4番手から内突いた太田黒が並んでゴールし、長い写真判定の結果、3着は同着となった。
動きチェック
1山中 貴雄
戦歴上位ということで3番手突き抜け車券も売れていたが、4角で外に持ち出すと全然進まず、あわや太田黒に抜かれて4着だった。調子悪いとは思わないが、そんなに良くもなさそう。2赤石 聡
有言実行の先行勝負で青山を見事完封。高橋の差しもきっちり振り切り本命人気に応えた。3高橋 京治
滅多にない1着のチャンスだっただけに本人は相当悔しいだろう。直線があと10メートル長ければ差していたかもしれない。4太田黒 真也
独特の前傾姿勢でゴール前は鋭く伸びてきた。4番手から3着同着までいったのだから上出来。5青山 佐知男
ブーメランで元の位置に戻って、そこからカマシを狙ったが、赤石に併され終了。脚で負けたというより「車番の差」で負けた感じだし、状態的にはそんなに悪くなさそう。6進藤 浩行
青山がダメで共倒れ。このレースの最年長は高橋だと思っていたが、年齢を見たら進藤の方が1つ上でビックリした。2R
レース総評先行一車の加賀美が打鐘からカマシ気味に飛び出し1着ゴール。注目の番手戦は外の郷坪が競り勝ちぴったり続いた。前で待っていた西田が3番手に飛び付き3着に入る。
動きチェック
1梶山 大輔
西田頼みみたいなレースで、自分からは何もアクションを起こさなかった。やや期待外れ。2西田 潤
加賀美がゆっくり押さえに来れば番手に飛び付いていたと思うが、あの勢いで来られたら3番手がやっと。バックでは余裕ありそうな感じで後ろも見ていたが、結局は並んだままのゴールだった。3加賀美 智史
走る前から今日は「もらった」と思っていたはず。勝って当然のメンバーだったが、1周半しっかり風を切って楽々押し切った。4橋口 琢
郷坪に完敗。以上。5原野 隆
競り負けた橋口の後ろで共倒れ。どちらかと言えば自分で暴れるのが好きなタイプだし、今日のレースは消化不良だったのでは?6郷坪 和博
昨日は流れの中で番手に追い上げたが、今日はドンから加賀美ジカ。競り勝って2着を確保したし100点満点のレース。S級上位の華やかな選手ばかりが注目されるが(当たり前だが…)、チャレンジにも郷坪のような良い選手はたくさんいる。7幡中 幸弘
好位を取れずに最後方で不発だが、2コーナーから捲りを出すと2車身くらいは進んだ。悪くはなさそう。3R
レース総評前受けの末廣が安倍の上昇を突っ張り主導権。下げた安倍がもう一度仕掛けてきたが不発に終わり、絶好ハコ展開の菊谷が今日も末廣を差して2日続けてのワンツー。3番手を固めた山村もしっかり3着に流れ込んだ。
動きチェック
1菊谷 信一
調子がいいときは自然と展開も向いてくれる。昨日も今日も末廣の頑張りが一番だが、菊谷自身も超余裕で、1回2回と横に動いてからズブリと差した。2山村 慮太
内だけずっと締めて3番手3着。与えられた位置で自分の役割をしっかり果たした。3末廣 快理
今の菊谷は1・2班戦を走っても勝負になるし、差されてしまうのは仕方ない。同期の安倍のことを完璧に封じたのは評価できるし強い。4安倍 大成
末廣との力差は互角だと思うが、車番とライン構成の差が出た感じで捲り不発4着。2日間ともスピードのあるところは見せているし、これから!5戸邉 裕将
打鐘からずっと最後方の7番手で、最後も集団から1人遅れてのゴールだった。6本馬 鎌
新人2人を相手に見せ場すら作れなかった。予選や最終日の敗者戦なら勝負になるが、準決クラスになると厳しい。7石川 一浩
初日の3着で全ての力を出し切ったわけではないと思うが…。任せた本馬が中団流れ込みのレースではノーチャンス。4R
レース総評高本と細沼が周回中からずっと4番手の位置を取り合い、前受けの大川が大マイペースの逃げで押し切った。この展開なら椿と佐川も続けるし北日本3人で独占。高本は期待外れで捲り不発。
動きチェック
1大川 剛
ライバルの高本が中団のインに閉じ込められていたし、徐々上げのすんなり先行で楽勝。2山城 光央
初日の再現で高本とのワンツーを狙っていたが、高本が中途半端な運行で共倒れに終わる。3高本 和也
「下げればいいのに…」とぼやいたファンは全国に100人くらいいたのではないか。大川との強烈バトルを期待していただけにガッカリなレース内容。4関 敬
失敗した細沼を捨てて切り替えたが、前もカカっていたし、どうにかできる感じではなかった。5椿 佳友
これ以上ない、最高の展開。最後は口が空き佐川に迫られたが、何とかガマンして2着をキープ。6佐川 拓也
椿を1車抜く勢いだったが、ほんのちょっと届かなかった。7細沼 健治
中団で下げない高本もどうかと思うが、高本だけをフタした細沼の運行にもクエスチョンマークが浮かぶ。早い段階で一度大川を切りにいった方がレースとしては面白かったかも。5R
レース総評後ろ攻めから押さえた大竹が先行態勢に入るも、打鐘カマシの小田倉が簡単に出切ってそのまま押し切る。番手に飛び付いた大竹はほぼ死に体で、終始外併走の山崎が小田倉に続いて2着。辻の捲りも良いスピードだったが3着まで。
動きチェック
1山崎 悟
大竹に飛び付かれ番手外併走。辻の捲りも飛んできてアンコになりかけたが、内外しっかり凌いで2着を確保した。2小田倉 勇二
大竹を潰し、辻の捲りも封じて逃げ切り勝ち。さすがにここでは力が違った。3岩崎 大和
小田倉のあのカマシに千切れてしまうのだから状態はかなり悪そう。そういえば前の日も踏み出しで口が空いて割り込まれていた。4大竹 哲也
初日の分まで頑張って逃げたが、小田倉にあっさり行かれてしまう。本調子にはまだまだ。5太田 雅之
ああいう展開は好きなはずだし、2着くらいまで来ると思って見ていたが…。小回りバンクで捲りの外は伸びそうで伸びないと再認識。6辻 力
辻から買っていた人は声が出たはず。あと少し。本当にあと少しで捲れていたし惜しかった。7藤田 晃英
大竹が頑張ってくれたが、相手の力が一枚上だった。6R
レース総評押さえて駆けた吉松の後ろに奥出が粘って番手奪取。最後は吉松のこともズバッと交わして仙石まで引き込んだ。大マイペースに見えた吉松は最後バテて3着に沈む。
動きチェック
1奥出 健士郎
4人ラインの吉松を相手に選んだ戦法は番手飛び付きで、西巻を捌いてからは4角一気の圧勝劇。らしさを存分に発揮したレースと言えるだろう。2仙石 淳
展開に恵まれての2着流れ込み。昨日は競り負け悔しいレースだったが、今日は前の奥出が頑張ってくれた。3西巻 秀太
奥出みたいな選手に狙われたらどうにもならない。競りも外より内の方が圧倒的に有利だし、必死に抵抗したが番手を取られてしまった。4吉松 賢二
押さえて2周はちょっと距離が長かったか。番手が競りになったし、悪くても2着には残りたいレースだった。5渡邊 恭典
3番手外併走。仙石に一発もらって車を下げてしまった。6岩橋 則明
内で粘った奥出-仙石に早々スイッチ。良くも悪くもシビアな判断。7前川 裕希
前がもつれてスローになったし、行くタイミングは何度かあった。ちょっともったいない。7R
レース総評枠元の当日欠場で3分戦から2分戦になり、前受けの竹山-金子が斉藤を突っ張って逃げたが、この3番手に位置した上田が2コーナーから一気に捲り快勝。これにスイッチする形で金子が2着。不発の斉藤マークから飯尾が突っ込み3着に入る。
動きチェック
1上田 裕和
自力の決まり手が付いたのはかなり久しぶりだろう。顔見せの段階から竹山-金子に付いていたし、ほぼほぼそのラインで直線勝負だと思ったが、レースになったらシビアに捲りを出した。2飯尾 主税
あの展開ならどんなに頑張っても3着だが、最後はもう少し伸びてもいいような…。良いときの飯尾を知っているだけにちょっぴり不満。3枠元 一葵
(当日病気欠場)。4金子 兼久
竹山の頑張りが全て。上田の捲りには対応できなかったが、その後は冷静にスイッチして伸びた。5齊藤 健人
行きたいポイントを竹山にことごとく潰され、捲りにいったときも上田に併され、消化不良という言葉がぴったりのレース。6竹山 慶太
同型の斉藤にレースをさせなかった。やりたい走りはできたと思うし、あとは最後の粘りだけ。7岡嵜 浩一
不発ラインの3番手。前の飯尾も3着に入るのがやっとだし、その後ろではチャンスなし。8R
レース総評中村のハコに高橋泰が飛び付き、外の佐藤は簡単に負けてしまう。このまま中村の逃げ切り、高橋泰ぴったりのワンツー決着。高橋泰の後ろは気付いたら高橋幸に変わっており、前2人に続くような感じで3着。
動きチェック
1高橋 幸司
打鐘前に内に行ったところは、狙っていたというより、体が勝手に反応した感じ。7Rの飯尾が3着に入った時点で決勝に乗るには「2着権利」だったが、小さいレースをして勝ち上がりを逃す。2内田 玄希
高橋幸にしゃくられたは仕方ないが、そのあと宇佐見に追い上げられてあっさり入られたのはいただけない。タテはキレるがヨコはイマイチ。3佐藤 清之
高橋泰に粘られて簡単に競り負けてしまう。もう少し意地を見せてほしかった。4宇佐見 裕輝
連結を外して追い上げ、連結を外して追い上げの繰り返し。任せた高橋幸が位置取りのレースだったし、どうにもならなかった。5中村 弘之輔
番手のもつれを尻目にスイスイ逃げて押し切った。昨日はまさかのイン粘りだったが、今日は本来の自力勝負でしっかり結果を出した。6高橋 泰裕
自在は自在でもヨコよりタテのイメージだったし、引かないで粘ったのは驚いた。決勝に乗るのは5月の松阪以来。7山本 淳
前の佐藤が競り負け共倒れ。9R
レース総評ベタ流しの斉藤を谷口が叩いて主導権。山本もぴったり続いて近畿ワンツー。地元の中島は5番手から捲るも3着に入るのがやっと。
動きチェック
1中島 将尊
3人ラインで車番もよかったし、切って、切ってのカマシがベストだったと思う。谷口にいいようにやられて悔しすぎる3着敗退。2谷口 明正
地元の中島に2日続けて完勝。初日の捲りも良いスピードで強かったが、今日の逃げ切りは更に強く見えた。3川崎 健次
斉藤が少しでも仕掛けてくれればチャンスはあったが…。外の選手も邪魔になり脚を余したまま終わった感じ。4鰐淵 圭佑
中島が後方からの遅い捲りだし、あれではどうにもならない。5樋口 瑛土
中島ラインの3番手で終始最後方。脚負けではなく展開負け。6山本 隼人
谷口にマークして正解。自力と自力の並びだし最後は差すかと思ったが、さすがにそこまでの脚はなかった。7齋藤 宗徳
3番手に入るまではよかったが、そこから全く動けず中島の捲りに被ってしまった。初日勝因敗因
1R
レース総評先行態勢に入った細沼を末廣が叩いて主導権。菊谷はぴったり続くも西田は離れてしまい、車間の空いた3番手4番手に細沼-戸邊となる。ゴールは快調に飛ばした末廣を菊谷が楽に差して二車単130円のワンツー。叩かれた細沼が懸命に追いかけ何とか3着。
動きチェック
1菊谷 信一
任せた末廣は新人特有の「強引」「力任せ」の仕掛けになったが、涼しい顔でピタリと続きゴール前も楽に差した。近況の成績通りで絶好調!2末廣 快理
突っ張るか下げるかの判断が中途半端で進藤浩行にもしゃくられかけたが、ジャンから仕掛けると脚の違いで軽々出切ってしまう。後ろが菊谷だし差されるのは仕方ない。組み立ては荒削りだが脚はまずまず。3戸邉 裕将
復帰戦の前回大宮は3日間全て3着。今日も細沼を最後差して3着の展開だったが、全然伸びず流れ込みの4着。4梶山 大輔
手堅く本線の中部近畿に付いていたが、カマシの4番手となり後方で苦戦。あれなら「決めず」と言って自分で前々に攻めた方がよかったかもしれない。5西田 潤
離れず付いていけば3着はあったが、急激なピッチ上昇に対応できなかった。6細沼 健治
新人を相手に見せ場以上のレース。結果は2人に行かれたが、頑張って3番手に飛び付き大健闘の3着。7進藤 浩行
内から好位を狙ったが…。ラスト1周を過ぎたあたりで梶山にしゃくられジ・エンド。2R
レース総評なかなか下げない安倍を捨てて原野が打鐘前に切り替える驚きの展開。この時点で②⑦を買っていたファンは悲鳴が出ただろう。「捨てられた」形の安倍だが脚はまだ全然残っていたようで、打鐘の2センターから一気に叩いて後続をぶっ千切った。前にいた本馬と佐川が離れながら追いかけ2着3着。
動きチェック
1山村 慮太
安倍が粘ったり、原野が切り替えたり、想定外のことが多くてプチパニック。持ち味を出せずに流れ込んだだけのレースになってしまった。2安倍 大成
原野のスイッチを肯定するわけではないが、山村に押さえられたところはスッと下げなきゃ。予選だから何とかなったが、レベルの上がる準決や決勝でこの走りは通用しない。3山中 貴雄
任せた山村が立ち遅れて共倒れ。今日に関しては完全に展開負けだ。4佐川 拓也
安倍にマークしているはずの原野にいきなり競られたのだからビックリしたのでは? 自分の位置を守って本馬に続いたし、最低限の走りはできたと思う。5本馬 鎌
1人で飛んで来た安倍を懸命に追いかけ2着確保。前々にいればいいことある、とはよく言うが、まさにそんな感じのレースだった。6高橋 京治
原野が切り替えたため1車上がって番手になったが、強烈なカマシにあっさり千切れてしまう。安倍との年齢差は35だし、新人のああいう仕掛けはさすがに追えない。7原野 隆
原野らしいと言えば原野らしいスイッチだが、前は断トツ本命の新人だし、あそこは我慢して切り替えないでほしかった。ただ原野の評価できる点は、切り替えてただ流れ込むのではなく、きっちり番手まで追い上げたところ。ガッツは◎だ。3R
レース総評人気の高本が打鐘前2コーナーから豪快にカマして1着ゴール。ぴったりマークの山城が2着、踏み出しで口が空いた石川も3着に入る。太田黒が切り替えたり、赤石が上にあがったり、道中は荒れそうなムードが漂っていたが、終わってみれば本線3人並んだまま。
動きチェック
1山城 光央
高本が外の方をカマしていく形になるも離れずぴったり。前期から大きい着ばかりで一息だったが、この2着で悪い流れが変わったか。2高本 和也
警戒されて後方になったが、そこで構えず、豪快に叩いて押し切った。今回でデビュー3場所目になるし、走り方もよく分かっている。3石川 一浩
踏み出しで口が空いて大ピンチの展開だが、諦めず踏み続け高本-山城に追い付いた。②①③の南関ストレートは三連単で240円だったし、勝負していたファンは「よくやった!」と大喜びだろう。4赤石 聡
曲者振りを発揮して高本を仕掛けにくくさせたが、その高本にうまくカマされ後方不発。たられなになるが、打鐘で1回切っていれば違う結果になったはず。5橋口 琢
赤石に任せて共倒れ。自分で決めて後ろを回ったわけだし悔いはないだろう。6太田黒 真也
カマシの4番手では勝負にならないと残り2周半で切り替えた。気持ちはよく分かる。よく分かるが、これではなんのためのコメントか? と少~し言いたくなってしまう。7幡中 幸弘
スタートで勢いよく前に出たのはビックリ。幡中幸弘、スタート早い、と新たな情報が頭の中にインプットされた。4R
レース総評人気の大川が加賀美の上昇を突っ張り2周半逃げ切った。番手は清水の指定席だったが、単騎の郷坪が最後方から追い上げ壮絶な競り合い。両者のバトルは郷坪に軍配が上がるも徐々に離れてしまい、清水から切り替えていた椿が直線伸びて2着。不発の加賀美マークから関が立て直して3着。
動きチェック
1大川 剛
前に中野慎詞に会ったときに「同期で強いと思うのは誰?」と聞いたら、大川剛の名前が真っ先に出てきた。ルーキーシリーズはなかなか勝ちきれず一息だったが、本デビュー一発目の地元戦や今日の走りを見ると、中野がそう言うのも頷ける。強い!2関 敬
加賀美不発の展開からリカバリーの3着。前がゴチャついたのもプラスに働いた。3清水 一博
郷坪の追い上げは頭になかったのか、厳しく押し込まれ番手を取られてしまう。大チャンスの位置だっただけに勿体ないレース。4椿 佳友
競り勝った郷坪に素早く切り替え、外を張りながら直線伸びた。もう54歳だが、まだまだ渋太い。5加賀美 智史
前がもつれて捲りを出したが1車出たかどうか。典型的な一発屋でドームみたいな小回りバンクは苦手なのか。6青山 佐知男
最終バックからタテに踏んだが、椿に見つかって振られてしまう。あそこを乗り越える脚があれば…。ちょっと惜しいレース。7郷坪 和博
「決めず」とコメントしても流れ込みのレースをする選手がほとんどだが、この人の「決めず」は番手勝負ありの「決めず」だ。清水を外から締め込んだところは格好良かったぁ。5R
レース総評斉藤のカマシに岡嵜は離れて高橋が番手すっぽり。最終バックは斉藤-高橋-鰐渕と得点上位者3人が前団を占め、番手の高橋がズバッと抜け出し1着ゴール。裸逃げの斉藤が2着に残り、高橋を追った地元の鰐渕が3着に入る。
動きチェック
1齊藤 健人
赤板前に内に差し込んだり、そのあと強引に仕掛けたり、自分で苦しい流れにしてしまった。流れの中で仕掛けていれば後ろも付いてこられたはずだし、組み立ての部分で課題が残る。2高橋 泰裕
踏みながら飛び付くのも作戦の1つだった? 番手に入ってからも余裕ありそうな感じで、最後は斉藤のことを楽にぶち抜いた。3鰐淵 圭佑
吸い込まれるように2着かなと思ったが、わずかに届かず3着だった。勝ち上がり権利もキツくないし、高橋が番手になった時点で準決は大丈夫と思ったはず。4岩崎 大和
高橋-鰐渕の後ろにいると思ったら、離れた岡嵜に割り込まれていた。ガッツもあるし個人的には好きな選手だが、最近はずっと85点前後を行ったり来たりでパッとしない。5岡嵜 浩一
任せた斉藤はトリッキーな動きをしてからのカマシ逃げ。あれは岡嵜じゃなくても、だいたい離れる。6前川 裕希
一発あるならこの人だと思って見ていたが、位置を取れるタイプでもないし、見て、見ての後方で見せ場すならなし。7藤田 晃英
踏み出しで遅れた感じもなかったし、岡嵜が離れなかったら3番手3着だったかも。悪くはなさそう。6R
レース総評山本が押さえた上を斉藤-佐藤が叩いて2周先行にチャレンジ。3番手に入った山本は全く動けず、後方捲りの吉松も不発で、ゴールは逃げる斉藤を佐藤がチョンと差して千葉ワンツー。山本が流れ込みの3着。
動きチェック
1佐藤 清之
頑張ってくれた後輩をギリギリまで庇って芸術的なハコ差し。吉松の捲りが見えたときに大きな波を作ったのも良かった。予選なら格上存在で余裕綽々!2山崎 悟
吉松と共倒れのレース。前が遠かった。3奥出 健士郎
3コーナーから内を狙うも上手く割れず…。脚を余したまま終わった感じだ。4山本 隼人
切って3番手は予定通りだと思うが、そこから仕掛ける脚がなかった。結果3着でも本人は不満?5吉松 賢二
結果は全然捲れず不発だが、踏み出した感じはかなり良かった。敗者戦なら勝負になるし、どこかで穴をあけそうな予感。6太田 雅之
奥出が内に行ってくれたおかげでコースができたが、あれ以上伸びるのは無理だろう。7齋藤 宗徳
館林出身ということで本人も準地元と言っている。後ろの援護も大きいが、2周先行で2着に残ったのは評価していい。7R
レース総評前受けの竹山が小田倉の上昇を突っ張って先行。下げた小田倉も再び仕掛けてきたが不発で、絶好ハコ回りの宇佐見が竹山をチョンと差して人気両者のワンツー。山本、樋口の3着争いはわずかに山本が制して本線3人の決着となった。
動きチェック
1宇佐見 裕輝
小田倉を振ったり何度も横に動いてから余裕のハコ差し。少し前まで自力で動いていた選手だし、こういう展開は楽に感じただろう。2竹山 慶太
車番的にも8割9割は前受け全ツッパと考えていたはず。踏んだりやめたりしながら2周半モガキきったし、結果は2着でも評価の高いレースだ。3小田倉 勇二
ド先行との2分戦で車番も悪かったし、こういう結果になるのは仕方ない。突っ張られても諦めず踏み続けた姿は好感が持てる。4樋口 瑛土
最終2コーナーで外に持ち出したときは「捲っちゃうの!?」と思ったが、1車追い上げて小田倉に付け直しただけだった。たらればになるが、あそこで休まず行っていれば3着はあったかもしれない。5大竹 哲也
中団中団の立ち回りで被ったまま終了。前検日のコメントも弱気だったし、まだ自力を出せる状態ではないのかも。6渡邊 恭典
不発ラインの3番手で、展開的にノーチャンス。最後は突っ込むコースもなかった。7山本 淳
3番手で内を締めっきりだったし、見た目以上にしんどいレースだったのでは? 最後は樋口にかなり迫られたが何とかギリギリ3着キープ。8R
レース総評前受けの中村が粘ると分かっていれば1点で取れた? というのは冗談でただの結果論。後ろ攻めの枠元が2周半過ぎに押さえると前にいた中村がそのままインで粘る。番手3番手の併走を尻目に枠元が余裕の逃げ切り勝ち。イン競りの中村-金子が番手を奪って2着3着に入った。
動きチェック
1枠元 一葵
後ろが競りになったことで完全先行一車の大マイペース。あの展開なら勝って当然と言えるだろう。2中村 弘之輔
枠元が勢いよく来たから粘ったのか、最初から粘る気でいたのかは分からないが、2周以上前から粘るとは思わなかったしビックリ。先行捲りに捌きも加わったニュースタイルは今後も楽しみ。3金子 兼久
ヨコが甘い辻との併走だったし、難なく3番手をキープして流れ込んだ。4仙石 淳
中村に粘られ番手を取られてしまったが、ヨコの勝負で負けたというより脚の差で負けた感じ。5西巻 秀太
前はベタ流しの先行で番手3番手も併走だったし、イチかバチか追い上げてみてもよかったかも。6辻 力
競りの後ろで仙石と一緒に浮いてしまう。もともとヨコよりタテの選手だし、ああいう展開になるとどうにもならない。7岩橋 則明
粘った中村が2着で、その後ろの金子が3着だし、更に後ろの岩橋はどんなに頑張っても4着がやっと。9R
レース総評地元の中島が高橋の上昇を突っ張り2周以上の先行だが、3番手サラ脚の谷口が最終バックから鮮やかに捲って1着。番手の上田もぴったり続いた。高橋から谷口-上田に切り替えていた飯尾が3着に流れ込む。
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武田一康(たけだかずやす)
コンドル出版社代表取締役社長。熊本競輪情報協会会長。
昭和23年4月24日生まれ。通称『社長』『武田さん』
小学生の頃から競輪場へ出入りし、予想台に立つ父の英才教育のもと感性を磨き、有明工業高等専門学校を中退した後に19歳から予想業に携わる。
かつてはゴルフショップや喫茶店などを経営し栄華を極めていたが、ある失敗を機に、やはり競輪が天職と悟ってからは競輪一筋。
新聞業務は実弟で圭二氏(小倉競輪場キャスター、通称『専務』)、そして幸三氏との巧みな連係プレーで毎日とどこおりなく製作されている。
2014年4月に実の長男が本社入りしたことで念願だった後継者が登場。したがって隠居は遠のいたが、そのぶん やる気と責任は倍増した。
さらにコンビニネットでの新聞販売が容易となったことによる新規ファンの開拓も、記者魂を支える大きなモチベーションとなっている。
競輪歴50数年のキャリアに裏打ちされた莫大なデータと情報を基に、歯に衣を着せぬコメントで競輪界の矛盾や問題点を様々なかたちで洗いだしており、いわば業界のご意見番的存在。
熊本競輪場での場外車券販売がある限り、全国あらゆる競輪場へと足を運んでおり、年間300日近くの出張はここ10数年のルーティンワークだ。
「あちこち、ガタがきとるが、じっとしていられん性分ったい」と生涯“徹底先行”を貫く気構えだ。
口癖はもっぱら「おぉう、同年代の連中は、みんな定年やら引退やらで現場から離れてしまった」。
66歳を迎えた今もなお、時には2000グラムのステーキをペロリとたいらげ、昼間には甘々なまんじゅうをむさぼり喰い、毎朝約1時間の散歩をノルマと課すなど、ドMともいえるストイックさで心身ともに充実。
鋭い舌鋒も激しさを増すばかりで、e-SHINBUN1、2位の売り上げを誇るマンモス新聞を取り仕切る御大は、まだまだ手綱を緩めずにすべては競輪界発展のためにと健筆をふるっている。
趣味はゴルフで、年に数回の肥後カントリークラブでのラウンドを心待ちにしている。
あとはスーパー銭湯での骨休めは出張先でのハイライト。記念開催中など、競輪場近辺のスーパー銭湯で心地よい表情で湯船につかる武田社長の姿がよく目撃されているほどだ。
ほかにも愛犬の散歩にドラマ鑑賞と幅広く、とくにサスペンスドラマは大のお気に入りで土曜サスペンス劇場や松本清張シリーズは大好物だ。
競輪と共通する『推理』という要素が、御大の胸間を揺さぶるのだ。肥後のエグゼクティブ・武田社長の一挙手一投足から、これからも目が離せない。
見出し
本文
脇本雄太、中野慎詞、二段駆け
――巨人、大鵬、卵焼き。は、わたしが小学校のころ世に喧伝された、子どもの好きなものベスト・スリーである。
まったくそのとおりの三つが好きだったわたしが、大人になって競輪を好きになり、付かず離れず、いや、くっつき過ぎ、ちょっとずつ離れながら老齢をむかえ、ざれごとを言う。競輪ファンのわたしが好きなもの、――脇本雄太、中野慎詞、二段駆け、と。
口に出してみると、――年少の時分とかわらず――やっぱりおれは「巨人大鵬卵焼き」なんだなとつくづく思う。チャレンジ、台和紀、敗者戦。とか、競り合い、佐々木龍、モーニング。などと捻りを利かせた方がかっこいいのだが。
おれが挙げた脇本雄太、中野慎詞、二段駆けは、おそらく車券の売上が見こめる――ベスト・スリーとは断じられないが――選手であり形態であろう。だから興行側からも、二段駆けっぽい番組提供が以前に比べると格段に増えた。もちろん、昔よりも選手総数における自力選手の割合が高い、ということにも因るのだろう。ただ、単に自力と自力を並べました、ふうな構成には、走る側も買う側もけっこう困ってしまう。ま、それも競輪だから文句などないけど、ときたま、芸がないな、と、皮肉交じりのつぶやきをはく。
脇本雄太、中野慎司の「位置」はいずれ、誰かにとって変わられることもあるだろうけど、二段駆けだけは、これからも長年月、ベスト・スリーの座にいすわるのじゃないかしら。
竹林一彦(たけばやし・かずひこ)
一九五八- 東京生まれ、競輪育ち、予想紙「アオケイ」記者。
町田洋一
元祖・戦う競輪新聞として名を馳せた伝説的専門紙「アカギ」の唯一の残党記者。 現在はアオケイを主戦場に、e-SHINBUNの制作に携わり検車場レポートなどで取材、執筆活動中。
歯に衣を着せぬ激しくとめどない論調は、ファンが知りたい部分を包み隠さず伝えたいと言う想いから。 前橋の昼間の中継では硬派に解説し、ミッドナイトでは緩くニコニコ動画のいじられキャラを演じる。
打倒ヤマコウがモットーなのか!?
twitter
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